|
|
ここは近所でも評判の屋台。味もさることながら、そこの大将の頑固ながらも博多の人間らしい人情味あふれる人柄に皆ひきつけられるという、、、
そこへ、その近くへ越して来た若者がその噂を聞き付け、その屋台へ入る所からこの話は始まります。 しかし、この若者は少々内気なところがあり、屋台に入るのもこれが初めてで、知らない事ばかり。若者は、その好奇心から、大将に色々な質問をしていきます。 多少(結構?)性格の違う若者と大将の心暖まるやりとりをお楽しみ下さい。 |
|
|
|
|
|
Q:、、、(おずおずと店内に腰掛ける)。 A:ぃらっしゃい!なんにするね? Q:ぁ、あのぉー、替え玉は食べる前に頼んじゃいけないんですか? A:意味なかろうが(笑)!替え玉たあ「麺」だけのおかわりのことったい! おまえは食う前から「おかわりします」って、普通の店でも言うとや?野球じゃないっちゃけん、予告はするな!(予告先発の意味か?;笑) |
| (「替え玉」とは、麺を食べ終わった後、残ったスープの中に、麺だけをおかわりで入れてくれるサービスの事なんです。博多では広く知られているサービスなんです よ。) |
|
|
|
Q:僕は、性格について、よく「君、内気だね(シャイ)って」言われるんですけど、屋台って、内気な人が行っても大丈夫ですよ、、、ねえ? A:なんて?今、おまえさんが内気て言うた?(ニヤリ)おまえ、なんばいいようとや?内気かゆうたら俺の方が、おまえさんより内気ったい!だてに年はくうとらんぞ! 男なあ、そげんこといちいち気にせんと、黙って食え(笑)! |
|
| (おとなしい人、人付き合いがいい人、何も関係ありません。中には寡黙な人もい て、3ヶ月間も通いながら、店主と一言も交わした事のない常連さんだっているん です!性格がどうとかは問題ではなく、一人一人がそれなりに楽しめる、それが「屋 台」の良さです。) |
|
|
|
|
Q:(きょろきょろしながら)屋台って、狭いですよね。僕、人と密着するのって苦手なんですよ。 A:たー、わからんかねえ?この狭いスペースにみんな仲良く腰掛け、にぎやかに食べる!これも「屋台」のいいとこやない!「他の人と密着する」とか思うけん、イヤに思えるったい!もし座っとって、横に「とびっきりのかわいこちゃん」が来たら、どーするとや?おまえはそれでも、やっぱイヤか?なかには、お客さん同士で結婚までいった人とかもおるんぞ。 Q:(ちょっとドキドキ)僕にもそんなことあり得ますかねぇ? A:シャイとか言いよったら無理に決まっとろーもん(笑)! |
| (知らない人、知ってる人、関係なくみんなでその場の雰囲気を共有し、楽しめる こと、それも屋台の魅力の一つです。ただし、自分もある程度その雰囲気を楽しんだ ら、待っている人のことも考え、席を変わってあげたりしましょうね。) |
|
|
![]() |
Q:そういえば、僕、汗っかきなんですけど、屋台の「裸電球」って熱くないっすか? A:かあー、この、わからんかねえ。(少しイライラしてきたようだ;笑)こーの裸電球の心地よい明かり!ほんわかした、まるで何かに包まれているようなこの感じが、裸電球のいーとこで、裸電球あっての「屋台」やろうもん!あの、えどがーらんぽ(江戸川乱歩)もこの明かりん中で、小説ば書きよったんぞ! Q:あ、でもあれって確か、「ろうそくの明かり」じゃなかったですか? A:もー、いちいちせからしか男やねえ!そげんじゃ、女の子にモテんばい(笑)! |
|
| (裸電球の灯りに照らされた屋台の中は、どこか懐かしく、また幻想的でもありま す。熱いのは夏のうちだけで、冬は当然寒くもあります。しかしこの季節情緒を店に居ながらにして感じることが出来る所に、屋台の良さはあるような気がします。) |
|
|
|
|
Q:屋台ってやっぱ、ラーメンしかないんですか? A:おまえの目は「ふしあな」かっ!(笑)目の前に焼き鳥もありゃ、おでんもあろうが !(ここでいきなり場面が展開!屋台に移ったようだ;笑)おでんもありゃあ焼き鳥もあるとっ!これが博多の屋台のよかとこたい! |
![]() |
| (この他にも天ぷらとか、各店オリジナルの創意工夫あふれるメニューもあります。 しかし食品衛生上の問題等もあるため、生ものなどのメニューはありません。この 辺は、市の衛生局や、屋台組合の徹底した指導により、皆さんの胃の安全は保証されています。) |
|
|
|
Q:そういえば、屋台ってほら、常連さんが多いじゃないですか。初めての人って入りづらいじゃないですか? A:わからんかねー?「あんたも2、3回と足を運べば常連さんやない!」みんなそうやって常連さんになっていったとよ。だけん、あんたもすぐに常連さんったい! |
|
| (遠方からたまに来てくれる方も、常連さんとして迎えてくれる屋台もあるようで す。要は距離や時間に関係なく、いかに「自分と店主」、互いが楽しいひとときを 過ごせたか?によって、常連さんになれたり、なれなかったりしてるようですね。) |
|
|
|
|
Q:たちの悪い酔っぱらいも多く、よく皆さん迷惑を受けるという話も耳にするんすけど、、、 A:うーん、確かに酒を置いてる自分たちにも責任がないとも言えん。でも、深夜に騒いだり、客に絡む、たちの悪い客については、ちゃんと「こら!やめんか!」って注意はしとるとよ。 |
|
| (店主の話すことは本当です。屋台であるなしに関わらず、普通の店(酒類を置い ている所)は、この辺のことをきちんと対応しています。酔っぱらいについては、最 終的に各人のモラルの問題になるからです。屋台があるから酔っぱらいが!ではな く、「たちの悪い酔い方をする人間は、基本的に飲むな!」の姿勢で、まず考えるべ きです!悪酔いする客は、屋台の店主だけでなく、その場のみんなの敵です!みんな がみんな気持ちよくその場にいるためには、まず自らがマナーアップを考えましょう !) |
|
|
|
|
Q:ところで、これって(屋台のことを言っている)すっごく重いんですよねえ、確か 一人で持ち上げてるんですか?すごいですよねえー。 A:おーまーえー、軽々しく言うてくれるねえ(笑)。ちょっとこい!こっちに来てみい!ほれ、引かしちゃるけん、引いてみい! |
![]() |
| (屋台の平均重量は、なんと500kg。もちろん全ての人が人力で場所まで運ん でいる訳ではありませんが、当然大変な重労働です!皆さん、ご存じでしたか? それと普通は引かせてもらえないので注意してください。) |
|
|
|
|
Q:(ぜぇ,ぜぇ,ぜぇ)最後に1つ、いいですか?博多の屋台の大将って、みんな「あなた」みたいなんですか? A:ばかもん!他はみんな「紳士的な九州男児」にきまっとろうもん(笑)!実際は俺のごと、口もきつーない!例え俺と、同じくらいきつい奴がおっても、みんな「はーと」(心)は優しかと!おまえも今日来てみて、よおわかったろ! |
![]() |
| (その通りです。百聞は一見にしかず!これはあくまでこういう感じ、というこ とで作成した一例でフィクションです。ホントはやっぱりその場で見て、聞いて、体験することをおすすめします。素晴らしいですよ、本物の「屋台」って!) |
|
|
|
|
Q:それじゃあ、そろそろ「おあいそ」お願いします。 A:まーそげん言わんと、もーちょっと、ゆっくり話そうや。 |
|
|
![]() |
いかがでしたか? 屋台の魅力が少しでも伝えられたでしょうか?なお、この「教えて!大将」ではこれからも若者と大将の交流は続いていきます。 | ![]() |